ハーブは、多様な天然化合物の豊かな混合物です。
効果は、問題がどのくらい長く続いているか、症状の重症度、既往症、薬物歴、副作用歴、投与量と投与方法(1日何杯飲むか、浸出ハーブティーか煮出したハーブティーかなど)、現在の健康状態などによっても異なります。
さらに、個人とその状況、食生活やライフスタイルの変更にどれだけ積極的に取り組んでいるか、全体的な健康とウェルネスの目標によって異なります。計算できる決まった期間はありません。予想よりも長くかかったり短くなったりすることもあります。
健康上の懸念は同じでも、人はそれぞれ異なるということを覚えておくことが重要です。同じような状況にある他の人に最も効果的だった方法が、あなたにとっても最適とは限りません。このため、健康と幸福の改善が見られるようになるまでどのくらいの時間がかかるかを見極めるのは非常に難しい場合があります。すぐに結果が出ることもよくありますが、その改善はあなたがどれだけ努力するかにかかっています。
科学的には、
ハーブには、即効性のあるタイプと徐々に健康を改善するタイプの2種類があります。
即効性のあるタイプ
2,3杯飲んだだけや、半日ほどで効果を発生するようなハーブは、日本国においては、厚生労働省が薬の原材料として認定されていますので、こちらは、製薬会社ならびに薬局以外での使用や販売ができません。
これは国により認定は異なります。
病院で処方される薬で即効性のあるタイプは、かなり強くて術後や緊急時。
たいていの処方薬は、2週間ほど飲み続けてようやっと副作用があるかどうか、なければ、そのまま3ヶ月飲み続けることで効果が発生します。効果が現れなければ、別の薬が処方されます。飲んでみなければあなたの遺伝子体質がその薬と合致するかどうかがわからないのです。
処方薬でさえそのような効き方ですので、ハーブが1回飲んだだけで、あまり効かないと判断するのは早すぎる決断でしょう。
健康を改善するタイプ
一般販売されているハーブは、体質改善が目的であり、即効性ではなく、徐々に体質を変えることによって不調不具合を改善する目的とされています。
特定のハーブの効果は、飲む人の体質により摂取後すぐに見られますが、多くのハーブはより微妙で、健康促進のメリットを徐々に提供します。
多くのハーブは、改善が見られるようになるまで2~3週間かかります。完全な効果は12~18か月後に達成されることが示されています。
そのため、数回飲んだ後に、別のハーブティーを飲んでみて、さらにほかのハーブティーを飲むようなことを続けると、あなたに合うハーブアティーがどれなのか、わからなくなります。同じハーブティーを最低2,3ヶ月は飲み続けてみましょう。